結論からいうと、親だけドコモから他社へMNPしても、子どものドコモキッズケータイは継続して利用できます。
というのもキッズケータイプランは、親がドコモ回線を契約していない家庭でも利用できる料金プランです。
そのため、親がau・ソフトバンク・楽天モバイルなどへ乗り換えたことだけを理由に、子どもの契約まで終了するわけではないのです。
ただし、キッズケータイ本体を使い続けられることと、現在利用している家族向けサービスをすべて同じ条件で継続できることは別です。
親がファミリー割引の主回線になっている場合や、親のドコモ回線でイマドコサーチを契約している場合は、MNP前に手続きや設定の確認が必要です。
親だけ他社へ乗り換えてもキッズケータイは継続できる
まずは、親だけが他社へMNPした場合に、子どもの回線がどうなるのかを整理します。
基本的には、子どものドコモ回線を解約しなければ、キッズケータイはそのまま使い続けられます。
親と子どもの回線は別々に契約されている
親と子どもが同じドコモを利用していても、それぞれの電話番号は別の回線として契約されています。
親がMNPを申し込んだ場合に解約されるのは、MNPの対象にした親のドコモ回線です。子どものキッズケータイ回線まで、自動的に解約されるわけではありません。
したがって、子どものドコモ回線を解約せず、料金の支払いも継続していれば、乗り換え後もキッズケータイを利用できます。
電話番号も、子どもの回線で解約やMNPをしない限り変わりません。親の乗り換え先がau・ソフトバンク・楽天モバイルなどのどの会社であっても、基本的な考え方は同じです。
親がドコモ回線を持っていなくても利用できる
以前のキッズケータイプランには、ファミリー割引グループの副回線として加入するという申込条件がありました。
しかし、現在は家族がドコモ回線を契約していない場合でも、キッズケータイプランを利用できます。
そのため、「親がドコモをやめると、キッズケータイプランの利用条件を満たさなくなる」という心配は基本的にありません。
親だけ通信費の安い会社へ乗り換え、子どもは使い慣れたドコモのキッズケータイを残すという使い方も可能です。
親が最初から格安SIMを使っている場合など、親子で異なるキャリアを利用するケース全体については、親がドコモ以外でもキッズケータイを使えるか解説した記事も参考にしてください。
通常はキッズケータイの名義変更も不要
親のスマートフォンだけを他社へ乗り換える場合、通常は子どものキッズケータイの名義を変更する必要はありません。
親がMNPしたからといって、キッズケータイの契約者情報や利用者情報が自動的に変更されることはないためです。
ただし、これを機会に契約者を父親から母親へ変更するなど、キッズケータイ自体の契約者を変えたい場合は、別途名義変更の手続きが必要です。
また、契約者と料金の支払者が異なる場合や、請求先の変更も同時に行いたい場合は、MNPとは別の手続きになる可能性があります。
親だけMNPする前に必要な手続き
キッズケータイは継続できますが、親の回線が家族契約の中心になっている場合は、事前手続きが必要になることがあります。
特に、ファミリー割引と一括請求の設定は、MNP前に確認しておきたいポイントです。
親がファミリー割引の主回線か確認する
最初に確認したいのが、他社へ乗り換える親の回線が、ファミリー割引グループの主回線になっていないかという点です。
ファミリー割引の主回線をMNPする場合は、同じグループに残る別のドコモ回線へ、あらかじめ主回線を変更する必要があります。
家族の中に別のドコモスマートフォンが残る場合は、その回線を新しい主回線にできるか確認しましょう。
子どものキッズケータイだけがドコモに残る場合など、どの回線を主回線にすればよいかわからないときは、MNPを申し込む前にドコモへ問い合わせておくと安心です。
一括請求の代表回線も確認する
ファミリー割引の主回線とは別に、毎月の料金をまとめて支払う「一括請求」の代表回線になっていることもあります。
親の回線を解約したあとも子どもの料金を同じ方法で支払いたい場合は、一括請求の代表回線や支払方法を確認しておきましょう。
ファミリー割引の主回線と一括請求の代表回線は、必ずしも同じとは限りません。
「主回線を変更したから請求関係もすべて変更された」と思い込まず、それぞれの契約状態を確認することが大切です。
dアカウントや連絡先の設定も確認する
親がドコモを解約しても、dアカウントそのものがすぐに使えなくなるわけではありません。
ただし、ドコモ回線にひも付けた設定や、ネットワーク暗証番号を利用する手続きなど、利用方法が変わることがあります。
親が他社ではなくahamoへ変更する場合は、一般的なMNPと扱いが異なります。
親が他社でも見守り機能は使える?
キッズケータイを残す理由として、位置情報の確認を重視している家庭も多いでしょう。
親が他社へ乗り換えても見守りは可能ですが、現在の契約方法によっては設定変更が必要です。
キッズケータイのGPS機能自体は利用できる
親が他社へ乗り換えても、キッズケータイに搭載されているGPS機能自体がなくなるわけではありません。
ただし、GPSで取得した子どもの位置情報を親のスマートフォンから確認するには、イマドコサーチなど、対応する見守りサービスを利用する必要があります。
つまり、確認すべきなのは「GPSが使えるか」だけではなく、「現在契約している見守りサービスを、乗り換え後も利用できる状態になっているか」です。
イマドコサーチは親がドコモ以外でも利用できる
ドコモの位置情報サービス「イマドコサーチ」は、保護者がドコモ以外の回線を利用している場合でも使えます。
子どもがキッズケータイプランを契約している場合は、子どものドコモ回線にイマドコサーチを契約することで、他社回線のスマートフォンから位置情報を確認できます。
そのため、親がau・ソフトバンク・楽天モバイルなどへ乗り換えたからといって、見守りができなくなるわけではありません。
親の回線がどの会社かよりも、イマドコサーチをどの回線で契約しているかが重要です。
親が格安SIMを利用している場合の見守り方法や注意点は、親が格安SIMでもドコモのキッズケータイを使えるか解説した記事で詳しく整理しています。
親の回線で契約中ならMNP前に確認する
現在、親のドコモ回線でイマドコサーチを契約している場合は注意が必要です。
親の回線を他社へMNPすると、ドコモ回線側で利用していたサービスの契約状態が変わる可能性があります。
乗り換え後も見守りを続けたい場合は、子どものドコモ回線側でイマドコサーチを契約する方法や、必要な設定変更を事前に確認しておきましょう。
乗り換え後に慌てないためにも、MNP前に一度、実際に利用している回線とdアカウントを確認しておくのがおすすめです。
見守り設定が引き継がれているか確認する
必要な契約を済ませたあとも、親のスマートフォンから子どもの居場所を検索できるか確認しておきましょう。
キッズケータイ側の設定や、見守る人として登録されている電話番号、検索を許可する設定などによっては、再設定が必要になる場合があります。
MNPで親の電話番号を引き継ぐ場合でも、利用する端末やアプリ、ログイン方法が変わる可能性があります。
契約だけでなく、実際に位置検索ができるところまで確認しておくと安心です。
キッズケータイの料金や割引はどうなる?
親だけ他社へ乗り換えても、キッズケータイの基本料金が自動的に高くなるわけではありません。
一方で、親子間の通話料や家族全体の割引には影響が出る可能性があります。
キッズケータイプランの基本料金は変わらない
親が他社へ乗り換えたことだけを理由に、子どものキッズケータイプランの基本料金が上がるわけではありません。
キッズケータイプランは、ファミリー割引に加入していない場合でも利用できます。
そのため、親がドコモ回線を持たなくなっても、基本料金そのものは原則として変わりません。
ただし、イマドコサーチなどの有料オプション、端末の分割代金、通話料などは別途かかります。
毎月の支払額を確認するときは、プラン料金だけでなく、現在加入しているオプションも含めて確認しましょう。
他社へ乗り換えた親への通話は無料対象外
同じファミリー割引グループに入っている対象回線同士では、家族間の国内通話を無料で利用できます。
しかし、親が他社へMNPすると、その親の電話番号はドコモのファミリー割引グループから外れます。
そのため、キッズケータイから他社へ乗り換えた親へ発信する通話は、ドコモの家族間通話無料の対象外です。
キッズケータイから親へ電話をかける機会が多い家庭では、この点が乗り換え後の負担になりやすいかもしれません。
見守り機能だけでなく、普段どの程度通話をしているかも確認しておきましょう。
残る家族の割引に影響する場合がある
親以外にもドコモのスマートフォンを利用している家族がいる場合は、その回線の割引にも注意が必要です。
ファミリー割引グループ内の対象回線数が減ることで、回線数に応じた割引額が変わる可能性があります。
親の回線がグループから外れ、子どものキッズケータイだけが残る場合は、ほかの家族の割引条件も含めて確認する必要があります。
親だけ他社へ乗り換える前に確認したいポイント
ここまでの内容を、MNP前に確認したい項目として整理します。
すべてを一度に考える必要はありませんが、少なくとも契約・見守り・通話の3点は確認しておくと安心です。
キッズケータイの契約状態
子どもの回線が継続される契約になっているか、現在の料金プランや契約者を確認します。
親の回線と子どもの回線を混同しないよう、それぞれの電話番号ごとに契約内容を見ておくことが大切です。
ファミリー割引の主回線
乗り換える親が主回線になっている場合は、MNP前に代表回線の変更手続きを行います。
新しい主回線にできる回線がわからない場合は、先にドコモへ確認しましょう。
イマドコサーチの契約回線
イマドコサーチを親と子どものどちらの回線で契約しているか確認します。
親の回線で契約している場合は、子どもの回線側で利用を継続する方法を確認しておくと安心です。
親子間の通話料
他社へ乗り換えた親への通話は、ドコモの家族間通話無料の対象外になります。
子どもから親へ電話する頻度が高い場合は、乗り換えによって増える可能性がある通話料も考えておきましょう。
ほかの家族が受けている割引
家族にドコモ回線が残る場合は、親が抜けたあとの回線数で割引額が変わらないか確認します。
親自身の通信費が安くなっても、家族全体では割引が減る可能性があるため、合計金額で比較することが大切です。
親だけ他社へ乗り換えるのが向いている家庭
親だけ他社へ乗り換える方法は、子どもの端末を変えずに通信費を見直したい家庭と相性がよいです。
特に、親子間の通話が少なく、見守り設定の確認に対応できる場合は検討しやすいでしょう。
- 親のスマートフォン料金だけを見直したい
- 子どもは使い慣れたキッズケータイを継続したい
- 親への通話がそれほど多くない
- イマドコサーチの設定変更に対応できる
- 家族全体の割引が減っても乗り換えメリットがある
特に、子どもがキッズケータイの操作に慣れている場合は、親の通信会社だけを変更するほうが負担を抑えやすいでしょう。
端末を買い替えたり、子どもの電話番号を変えたりせずに、親の通信費だけを見直せる点はメリットです。
親だけの乗り換えを慎重に考えたい家庭
一方で、通話料や家族割引への影響が大きい家庭では、親だけの乗り換えが必ずしも得になるとは限りません。
月額料金だけでなく、家族全体の支払額で比較して判断することが大切です。
- キッズケータイから親へ頻繁に電話をかける
- 親の回線がファミリー割引や一括請求の代表になっている
- 親の回線でイマドコサーチを契約している
- 家族全体でドコモの回線数割引を受けている
- 契約や設定の変更をできるだけ避けたい
親の月額料金だけを見ると他社へ乗り換えたほうが安くても、通話料や家族全体の割引を含めると、差が小さくなる場合があります。
乗り換え先の料金だけでなく、ドコモに残る家族の料金も含めて比較するのがおすすめです。
よくある質問
最後に、親だけ他社へ乗り換えるときに気になりやすい疑問をまとめます。
乗り換え先が違っても、子どものドコモ回線を残すという基本的な考え方は同じです。
Q1:親がauでもドコモのキッズケータイは使えますか?
子どものドコモ回線を継続していれば、親がauへ乗り換えたあともキッズケータイを利用できます。
イマドコサーチも、必要な契約と設定を行えば、auのスマートフォンから利用できます。
Q2:親がソフトバンクへ乗り換えた場合も使えますか?
親がソフトバンクへ乗り換えた場合も、子どものキッズケータイは継続できます。
ただし、親への通話はドコモの家族間通話無料の対象外です。
Q3:親が楽天モバイルでも利用できますか?
楽天モバイルへ乗り換えた場合も、子どものドコモ回線を残していれば利用できます。
親の乗り換え先によって利用可否が決まるのではなく、子どものドコモ回線を継続しているかがポイントです。
Q4:親がahamoへ変更する場合も同じですか?
ahamoはドコモが提供する料金プランなので、一般的な他社MNPとは契約上の扱いが異なります。
ファミリー割引のカウントや通話無料の条件にも違いがあるため、ahamoへの変更については別の記事で詳しく確認するのがおすすめです。
Q5:親のMNPと同時に名義変更できますか?
親の回線のMNPと、キッズケータイの名義変更は別の手続きです。
名義変更も希望する場合は、必要書類や手続き場所を事前に確認してください。
Q6:キッズケータイの電話番号は変わりますか?
子どもの回線を解約したりMNPしたりしなければ、キッズケータイの電話番号は変わりません。
親だけの乗り換えで変更されるのは、親の契約先です。
親だけドコモから他社へMNPしても、子どものドコモキッズケータイは継続して利用できます。
キッズケータイプランは、親がドコモ回線を持っていなくても利用できます。
親の乗り換え先がau・ソフトバンク・楽天モバイルなどのどの会社であっても、子どもの回線を残していれば基本的な利用に問題はありません。
ただし、乗り換え前には次の点を確認しておく必要があります。
- 親がファミリー割引の主回線になっていないか
- イマドコサーチをどの回線で契約しているか
- 親への通話が無料対象外になる点を許容できるか
- ほかの家族の割引額が変わらないか
- 一括請求や支払方法の変更が必要ないか
個人的には、子どもの使い慣れた端末を残したまま親の通信会社を選べる点は、家計を見直すうえで便利だと感じます。
ただし、親の回線だけを見て判断するのではなく、通話料や家族全体の割引を含めて比較することが大切です。
家族全体の支払額を確認したうえで、親の乗り換えメリットが大きいと判断できたら、候補となる通信会社の料金やキャンペーンを確認してみましょう。

